妊娠中期・後期の葉酸の摂取について

葉酸は妊娠中期・後期も摂取すべき?

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妊婦さんは葉酸を摂取するようにとよく言われますね。これは、胎児の体が形成される際、葉酸が不足していると神経系などが正常に発達できなくなるためです。

妊婦さんが葉酸の摂取量に特別注意しなければならないのは特に妊娠初期。胎児の体の基本的な部分は、妊娠初期の10週で形成されるため、この時期にはしっかりと葉酸を摂取したいものです。

ちなみに妊娠3カ月までの葉酸摂取目安量は1日に480μg(厚生労働省では、480μgのうち400μgをサプリメントからすることを推奨しています)。

妊娠3カ月を過ぎてからも、胎内では赤ちゃんがすくすくと成長を続けています。ですから、やはり葉酸は必要です。しかし、妊娠3か月以降に葉酸を過剰摂取すると、赤ちゃんが喘息持ちになりやすくなるというデータもあります。

そんなわけで、医師も妊娠初期の葉酸の摂取は奨励していますが、妊娠中期、後期に関しては特に薦めないのが一般的です。

妊娠中期・後期の葉酸摂取量は?


妊娠中は、基本的に400μg程度の葉酸が必要だとされています。これは妊娠中期・後期も変わりません。しかし、注意したいのは過剰摂取です。もしも葉酸を1000μgなど、過剰に摂取すると、冒頭でもお話した通り、赤ちゃんが喘息になりやすいなどのデメリットがあります。

葉酸は水に溶ける栄養素なので、食材から摂取する分には過剰摂取にはなりません。しかし、サプリメントで摂取しているなら、簡単に過剰摂取になってしまうため、注意しましょう。

サプリメントを活用するなら、妊娠3カ月までは1日に400μg摂取し、3カ月を過ぎたら1日に200μgに減らしてもよいでしょう。残りは食品から摂取するようにすれば、過剰摂取を避けられます。

葉酸と喘息の関係


数年前にオーストラリアで行われた研究により、葉酸が肺の免疫系に何らかの影響を及ぼすことが分かりました。胎児の免疫系は妊娠後期に発達するため、妊娠後期の葉酸の過剰摂取が喘息を引き起こしやすくする、と考えられるようになりました。

実際、オーストラリアの研究データによれば、妊娠後期に葉酸サプリを摂取していた妊婦から生まれた赤ちゃんは、そうでない赤ちゃんよりも喘息の確率が26%も高かったのです。

とはいっても、妊娠後期に葉酸サプリを摂取しても喘息にならないケースもありますし、摂取していなかったのに喘息になるケースもあります。喘息は主に遺伝と関係しているとも言われています。

結論として、葉酸は妊娠初期は毎日400μgをサプリメントから摂取し、妊娠3か月以降は200μgをサプリメントから摂取し、残りは食事から摂取するのが良さそうです。

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